広島大学工学同窓会概要 / 会長あいさつ
会長 冨田知弘
昭和58年第四類卒
令和4年5月会長就任
5月15日開催の令和4年度定時社員総会において、三浦会長の後を受け、一般社団法人広島大学工学同窓会会長に選任いただきました冨田でございます。会長就任にあたり、ご挨拶申し上げます。
皆様ご承知のとおり、一般社団法人広島大学工学同窓会は、前身である社団法人広島工業会からの移行認可・組織名称変更後、10年目を迎えました。広島工業会の発足から通算いたしますと92年の歴史と伝統を持っております。この間、歴代の会長、役員の方々、並びに会員の皆様に支えられて発展し、現在では登録会員数約3万4千名を擁しております。
これからも、この伝統を大切にしつつ、時代とともに変化する環境や状況に的確に対処し、社会的責任を果たすとともに、会員の皆様に喜ばれる広島大学工学同窓会へと更なる発展を目指していきたいと思っております。
具体的には、広島大学工学同窓会の方向性として掲げた、「会員相互の親睦と会の活性化」、 「大学との協力関係の推進」、「若い会員(在校生を含む)への積極的なアプローチ」という3つの柱を継承し、各種事業を積極的に展開していきたいと思っております。
一方、3年目を迎えた新型コロナウイルス感染症の影響は、徐々に解消されつつありますが、引き続き工学同窓会の活動に影響を及ぼすものと予測されます。そのような環境ではありますが、今後の感染状況や社会動向を注視し、ウイズコロナの視点で柔軟に対応するとと もに、新生活様式に則した新たな取り組みにより、活発な同窓会活動を再開させたいと考えております。
まず、同窓会の主目的である「会員相互の親睦と会の活性化」については、会誌の発行に代表される従来の事業を継承してまいります。その中でも、三浦会長が提唱された幾つかの新たな取り組みで、コロナの影響により実現が難しかった「支部独自企画支援制度」や「十 年会員支部活動参加支援制度」の普及促進、「会員交流支援制度」の利用拡大を各支部の状況に応じたご提案をいただきながら、実現していきたいと思っています。加えて、これらの制度をより利用しやすくするために、運用方法の改善と周知に努めてまいりたいと思います。
また、「大学との協力関係の推進」については、工学部、情報科学部との密なコミュニケーションを引き続き実践してまいります。卒業生の皆様が誇りを持てるように、出身母体のステイタスを上げるための新たな施策を一緒に考えさせていただきたいと思っています。
次に、「若い会員(在校生を含む)への積極的なアプローチ」については、従来の施策に加え、より同窓会との接点が増やせるような新たな活動を模索していきたいと考えています。特に、在校生に対して、より積極的にアプローチできる施策を工学部、情報科学部とのコミュニケーションの中で一緒に考えてさせていただきたいと思っています。
最後に、広島大学にある、広島大学校友会、広島大学同窓会、広島大学工学部後援会との良い連携を継続させることで、広島大学ひいては、広島大学工学同窓会の発展に貢献できるものと考えています。
これまで、三浦会長をはじめ諸先輩方が築いてこられました伝統・基本方針に沿って本部役員の皆様、支部長の皆様、会員の皆様および関係者の皆様のご協力をいただきながら、工学同窓会の発展に微力を尽くしてまいる所存でございます。
会員の皆様のご指導ご鞭撻を賜りますようお願いいたしまして、会長就任のご挨拶といたします。