広島大学工学同窓会概要 / 会長あいさつ

会長 冨田知弘
昭和58年第四類卒
令和4年5月会長就任

一般社団法人広島大学工学同窓会は、1930年に創立された社団法人広島工業会を前身として2013年に発足し、2030年には節目の100周年を迎える大変歴史ある同窓会であります。この間、歴代の会長、役員の方々、並びに会員の皆様に支えられて発展し、現在では登録会員数約3万5千名を擁しております。

この長い歴史の中で、大学の構成も大きく変わり、また同窓会に求められるものも変化してきています。このような環境の変化を踏まえ工学同窓会というコミュニティーのネットワークを恒久的に育む場の実現のため、「母校の支援」「会員の親睦」「工業教育・科学技術の進歩普及への貢献」という3つのスローガンを掲げ活動を推進してまいります。これらの活動方針を実践し、社会的責任を果たすとともに、会員の皆様に喜ばれる広島大学工学同窓会へと更なる発展を目指していきたいと思っております。

具体的な活動として、まず、「母校の支援」については、工学部及び情報科学部との密なコミュニケーションを継続することで、学生及び研究室のニーズの理解を深めより活発な活動実現のサポート、例えば、給付型奨学金制度(スカラシップ)やTOEIC受験などの支援を継続してまいります。また、学生の将来の可能性を広げる工学系合同企業フェア(企業説明会)の開催や社会で活躍している先輩とのつながりを強化する仕組みの構築など、就職支援活動を行ってまいります。

次に、「会員の親睦」については、まず、新入学生を含む新規会員の入会数を増やしていきたいと考えています。具体的には、校友会と協力し在校生や若い会員との接点を増やすこと、その中から新しい時代の同窓会活動の在り方を模索し、実現していくことでより多くの方々の共感を得ることで、さらなる入会を期待したいと思います。

また、「支部独自企画支援制度」や「十年会員支部活動参加支援制度」など、支援制度の普及促進による支部活動の活性化を実現してまいります。さらに会員相互のコミュニケーションを実現するための仕組みの構築、個人情報管理システムの検討、ホームページの有効活用を支部の皆様とともに推進し、交流活動の活性化に貢献していきたいと考えています。「工業教育・科学技術の進歩普及への貢献」については、記念講演会の開催や新入生歓迎講演会の開催などこれまで通り実施していきます。

繰り返しになりますが、新しい環境に即した新しい施策を皆様と共に考え、共感・共有しながら、進化し続ける工学同窓会の実現に取り組んでまいりたいと思います。

最後に、広島大学にある広島大学校友会、広島大学同窓会、広島大学工学部後援会との良い連携を継続させることで、広島大学ひいては広島大学工学同窓会の発展に貢献できるものと考えておりますので、皆様のご理解、ご協力、ご参加をよろしくお願いします。