広島大学工学部慰霊碑の「標識石碑」

を設置することについて


 去る1月27日に開催された第2回役員会においてその設置が決まり、本年5月15日開催予定の「慰霊式」において除幕されることになりました。
 工学部慰霊碑の建立後の経緯と標識石碑については次のとおりであります。


(1) 広島大学工学部慰霊碑の建立とその後の経緯について

 
 慰霊碑は、工学部創立50周年記念事業として、昭和46年(1971年)広島市千田町の工学部構内に建立されたものであります。[広島大学名誉教授 佐藤重夫先生(当時建築学科教授)の設計による]
 その後、工学部の東広島キャンパスへの移転に伴い、昭和57年(1982年)現在地(工学部第2棟・第3棟間の西側)に移設、現在に至っています。
 広島工業会では、毎月5月中・上旬に碑の前庭で慰霊式を挙行し、過去1年間事務局に寄せられた訃報により、物故工業会会員及び関係教職員を合祀することとしています。(平成9年5月現在の累計は3334柱です。)
 しかし、間口15M・奥行13Mの生垣に囲まれた区画の中央部分に、50個の大きな石を積み上げて造られた「慰霊碑」には、それを説明するものが近くに何も無いので、碑の前面を通行する者には単に「石をたくさん積み上げたモニュメント」としか認識できず、およそ「慰霊碑」であるとは思えないのがげんじょうであります。
 そこで今回「標識石碑」を設置して、多くの人達にその意味合いを知ってもらうようにとの提案となったものであります。
 (注)「石碑」の設置場所が大学構内であることから、設置を広島工業会がして、それを広島大学へ寄付することとなります。


(2) 「標識石碑」の概要について

 
 巨大な慰霊碑本体とのバランスから、下図の「石碑」とし、慰霊碑正面に向かって右側手前に設置することとしました。



      






慰霊碑と標識石碑標識石碑正面標識石碑背面慰霊碑



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